基礎工事部

鋼矢板圧入工法

圧入工法とは、振動・騒音等の公害など、
これまでの杭打ち工法の諸問題を改善しています

圧入とは、既製杭(工場生産された鋼杭やコンクリートなど)を地盤中の所定の深度まで、貫入し設置する既設置方法の一つで、油圧ジャッキや多滑車などを用いた静荷重によって貫入させます。
打撃や振動により既製杭を地盤中に設置する打込み方式では必然的に振動や騒音といった建設公害を発生させます。
また地盤を削孔して既製杭を設置する埋込み方式では、余分な排土や泥水が発生します。
従来、圧入の適用範囲は、比較的容易に貫入させることのできる小口径杭かつ小深度に限られていましたが、複数の既設杭(完成杭)の引き抜き抵抗を反力とする油圧式杭圧入機ならびに様々な貫入技術の開発により、他の既製杭設置方法と同等以上にまで拡大しています。

■特徴

  • 圧入工法は他の工法と比べ、周辺環境に及ぼす振動や騒音が小さく、地盤を乱さず、汚泥が発生しないという長所を有しています。