基礎工事部

土留部材引抜同時充填工法

地盤沈下、変位抑制!

仮設材にて土留めを行う場合、近接した民家や埋設物などに対する土留め杭引抜時の影響低減の決め手になる方法は無く、多くの現場で鋼矢板の残置がやむなく行われています。本工法はその有効な解決策です。特に、残置することが認められない提防工事において実績が増えています。H鋼杭引抜や水中での施工も可能です。

(引抜き後)固い土の矢板が地中に出来ています。

環境にやさしい!

再利用可能な土留部材を回収する事で、環境への負荷を低減しました。

 

コスト削減が可能!

鋼矢板を残置する場合に比べてほとんどの場合安価になります。鋼矢板のサイズが大きい場合、使用期間が短い場合、転用が可能な場合は、コスト削減効果は特に大きくなります。地盤条件、施工条件によって、削減金額は異なりますので、まずは(株)出雲技研に見積もり依頼してください。
また、工法開発初期「同時充填によって、引抜き速度が遅くなる」という課題は、専用ポンプを使うことによって、通常引き抜きと同等になりました。

標準的な施工順序

①→②→③→④→⑤→⑥→充填管洗浄→⑦→⑧→⑨→⑩→⑪→⑫→充填管洗浄→⑬へ

※鋼矢板6枚に対して1本の割合で充填管を設置する場合

充填材は直ぐに固まり、且つ、地中障害物にならない強度にコントロールされています。